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石丸峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺(2,056m)
平成22年(2010)9月4日(土)2名
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花の形が家紋の梅鉢紋に似るウメバチソウ。5枚の花びら、中央に雌しべ、その周囲に5本の雄しべと、花粉を出さない5本の仮雄しべがある。仮雄しべは先端が球状で扇状に12〜22裂す
る。
甲斐大和駅からの小型バスは乗客が多く増発となった。小屋平(石丸峠入口)でバスを降りる。このあたり標高は1600m近いので空気は涼しくひんやりしている。温度計を見ると22度をさしていた。身支度をしてカラマツ林の中を登り始める。
石丸峠入口より登り、上部林道から見た南アルプス。左端・北岳、右端・甲斐駒ヶ岳
上部林道に出ると旧道は崩壊のため林道を右へ150mほど行く。このあたりから南アルプスの峰々が見える。北岳の右側には鳳凰三山が見え、その更に右側の奥には仙丈ヶ岳が見える。だが富士山はまだ見えない。
上部林道から登っていくと富士山が見えはじめる
富士山には雲が湧き刻々と変化している
樹林の中を登っていくと次第に高度を上げ、木の間から富士山が見えるようになってくる。カラマツ林が途切れる頃、ようやく富士山の全体の姿を見ることができた。しかし富士山の周辺には刻々と雲が湧き動いている。何時見えなくなってもおかしくないのだ。
大菩薩湖と南アルプスもよく見える
石丸峠手前から見た狼平(中央の笹原)
富士山の右には長い長い南アルプスの連なりが見える。先月歩いた荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳の何と小さく見えることか。あの三つの峰(写真中央)を4泊もかけて44kmも歩いたのだった。樹林がなくなり明るく気持ちのよい笹原のトラバース道を歩いて行く。右前方に狼平の草原も見えてくる。
トラバース道から見上げる、ウメバチソウ咲く笹原と青空
主に笹が多い草原の中に白いウメバチソウが点々と咲いている。濃い紫色のヤマトリカブトや茶色いワレモコウなども咲いている。だいだい色のコウリンカの咲き残もあるがマルバタケブキは盛りを過ぎて枯れた姿を見せていた。トラバース道なので左側は山側なのだ。見上げると緑の草原と紺碧の青空のコントラストが鮮やかだ。茜色したトンボが飛び交っている。
針葉樹の松ぼっくり?がたわわ?に実る
子供づれも多く
賑わう大菩薩峠
石丸峠から小金沢山方面へ進み牛ノ寝通りの分岐を過ぎて登ると天狗棚山だ。小金沢方面の展望はガスが立ち込めて見えない。大菩薩湖あたりはよく見えるが富士山は既に雲に隠れて見えなくなっていた。小休止のあと元の石丸峠に戻り、笹原を熊沢山に向けて登る。ハナイカリがあちこちに咲いている。花とも思えぬ緑色の花なのだが形が碇に似ているという。笹原を登りきると針葉樹には松ぼっくりに似た実がいっぱい付いていた。熊沢山の標識からは樹林の中を下り気味に歩く。話声が聞こえ始めて賑やかな大菩薩峠に到着した。
賽の河原と避難小屋(左下)
大菩薩峠から雷岩までがこのコース一番のハイライト。しかし富士や南アルプスは雲に隠れて見えなくなっていた。ちょっとした岩場を登り稜線の風景を眺めながら歩く。賽の河原は荒涼とした中にも笹の緑がきれいだ。避難小屋を覗いてみるがきれいに片付いていた。植生保護柵の中にはマツムシソウやヤマハハコが咲いていた。ところが山道や斜面の周辺にはマツムシソウが1本も咲いていない。後で調べたところ大菩薩の高山植物は鹿の食害でほとんど全滅状態のようだ。昔は鹿を食料として獲っていたが今は獲らなくなって、きっと鹿が増えすぎてしまったんだよね。なんとか鹿と花の共存はできないものなのか?
2000m地点から見た、賽の河原(右)に掛けての稜線
緩やかな稜線を歩き2000m地点で休憩する。甲府盆地の街が日の光を受けてキラキラ輝いている。きっとあそこは30℃以上もあって暑いんだろうな。賽の河原から歩いてきた稜線も目の前に広がる。稜線を登山者が列を作って歩いて行くのが見えるね。(写真左中央)。雲の間から日が降りそそぎ草原を照らすと山が生き生きとした表情を見せる。この後稜線を歩き、大勢の人が休憩する雷岩から大菩薩嶺を登り、再び雷岩に戻り、時間をかけて上日川峠まで歩いた。バスの発車まで25分あり、缶ビール(¥400)を購入し休憩した。
石丸峠入口〜石丸峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺〜上日川峠のコース断面図
コースタイム 歩行4時間 距離7.45km 累積標高+629m −628m
中央本線甲斐大和駅(バス)〜小屋平9:00→10:10石丸峠→天狗棚山→石丸峠11:15大菩薩峠→12:00、2000m地点12:35→雷岩→大菩薩嶺→13:05雷岩→14:05上日川峠(バス)〜甲斐大和駅
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