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秩父・熊倉山(1426m)

平成21年(2009)4月22日(水)2名
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夏に緑の花を付ける、笹平の鮮やかなバイケイソウ(梅蕙草)毒が有るので注意!
雲取山に連なる長沢背稜の酉谷山から北西に派生する尾根上に熊倉山がある。秩父鉄道の終点、三峰口の一つ手前の白久駅で降りる。改札を出て南へ伸びる道路を進む。道路には鳥居型の看板があり「熊倉山登山口」と記されている。秩父札所30番巡り法雲寺への道を右にわけ真っ直ぐ進む。大きな建物の谷津川館を右に見てしばらく行くと 標識が現れる。右へ入る白久(林道)コースを行く。谷津川を渡り緩やかな登りを行く。樹林の中、カタクリの葉がぽつぽつと出てくるが片葉だけで花は無い。
最初の樹林帯を抜け、東側の展望を見る 沢辺のミヤマキケマン(深山黄華鬘)
樹林を抜け展望が開けた斜面を行くようになる。ここで作業者2名が休憩しているのに会う。4月29日が山開きなので山道を整備しているのだと言う。途中にあった山道を均した跡はそのためだったのだ。この先の沢の手前の崩壊した所まで手入れし、そこから先はしないという。
ネコノメソウ(猫の目草) 沢筋に生えるネコノメソウ
上からの土砂が崩れた地点を過ぎると沢に差し掛かる。小さな沢にはミヤマキケマン、ネコノメソウ、ハシリドコロ、コチャルメルソウなどが咲いている。
岩場の北側に咲くイワウチワ(岩団扇) 暗い岩場を彩るイワウチワ
再 び樹林帯の道を登る。樹林の斜面を行くと帽子の先からポトポトと汗が滴り落ちる。荒廃した営林署小屋跡は屋根が残り、急な雨宿りには凌げそうだ。樹林帯を登っていくと大きな岩場の下にピ ンク色のイワウチワが点々と咲いている。黒っぽい岩場の中にポツリポツリと明かりが灯ったようだ。
樹林に囲まれた熊倉山山頂 ハシリドコロ(走野老)毒が有るので注意!
更に樹林帯を登ると落ち葉が多くなり明るい尾根に飛び出した。ここが高根という地点なのだろうか。明るく緩やかに開けた三門ノ 広場から、少し登ると熊倉山の山頂があった。今日は朝方あった雲も少し薄くなり時折日差しや青空も見える。しかし展望が開けるというほどではなく、微かに和奈倉山方面の山容がう かがえる程度であった。山頂からの下りは日野コースを行く。山頂から少し下ったところに分岐点があり右へ折れる。樹林帯の中をどんどん下っていくと、若緑の色鮮やかなバイケイソウが出てく る。下るにつれ、ますますバイケイソウが多くなる。林床一面をバイケイソウで埋め尽くしている笹平にでた。バイケイソウとともにハシリドコロも多い。ここから少し下った左側に水場があった。豊富 に水が出ていて冷たくうまい水だ。ハシリドコロはこの辺りにも沢山咲いている。ハシリドコロの花は最初は上向きだが、花を支える茎が伸びてくるにつれ下向きになるよう だ。
咲き始めたミツバツツジ(三葉躑躅) 沢筋に咲くコチャルメルソウ(小哨吶草)
途中岩場の上にミツバツツジが新緑の中咲き始めていた。これはまだハシリだろうからこれからが見事に違いない。官舎跡を過ぎ三又にでる。三又からは沢沿いのルートとなる。沢のあちこちにコチャルメルソウが群生して咲いている。これだけ多く見かけるのも珍しい。
沢沿いに群生するニリンソウ(二輪草) 苔むした新緑の寺沢
沢の両側にニリンソウも咲き始めている。沢のルートは木橋を何回となく渡り、徒渉する場所もある。木橋は 滑りやすいので特に注意を要する。
林道から見る、山桜咲く山腹 林道から荒川村、秩父市方面の展望
沢の左に林道が現れ、木橋を渡り林道に出る。右手の山腹は新緑に覆われ所々に桜のピンク色がある。沢沿いの斜面を利用して、鉄骨で建てた会社の保養所のような建物を右に見て進む。ここはまだ標高が高いと見え秩父市あたりの市街地が見下ろせる。林道は蛇行して下り、日野コースへの林道を右に見て進む。花咲くのどかな寺沢集落を抜けて武州日野駅に到着した。
草間に舞うヤマエンゴサク(山延胡索)
コースタイム 歩行6時間30分
秩父鉄道白久駅9:30→11:20営林署小屋跡→12:40三門ノ広場→12:50熊倉山13:25→14:05笹平→15:00官舎跡→15:10三又→15:40林道→16:55秩父鉄道武州日野駅
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