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中央線・本社ヶ丸(1630m)~鶴ヶ鳥屋山
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平成19年(2007)11月21日(水) |
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笹子駅から甲州街道を左に進みガソリンスタンド手前で左に曲がる。発電所までは車がほとんど通らない、緩い勾配がついた坂道を歩く。発電所は水力なのか火力なのかまたは変電所なのかよく判らない。少し先に水路のような川があったから水力発電なのかもしれない。橋を渡ると道は一変して荒れてくる。するとここまでの道は発電所のための道だったのか。
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釈迦ヶ岳と南アルプス |
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しばらく行くと林道終点となり左側への登山口を登る。
登るにつれ霜柱が厚くなってくる。普通の霜柱の他にも、リボンのような氷の結晶のシモバシラがいたるところに出来ていた。
シソ科の草にシモバシラという植物があります。片側だけに縦にズラズラっと白い花を咲かせる目立たない草です。 初冬のよく冷え込んだ朝、このシモバシラの茎の維管束の中の水分が地上に吸い上げられて茎から外に出て、枯れた茎の周囲に氷の花を造ります。形はリボンのような、魚のひれのような、一つ一つが千差万別で氷の芸術を造っています。また、一度この現象が起きると茎の構造は壊れるので一年にたった一度だけシモバシラが造る冬の華です。 |
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清八峠からは稜線となり岩場も出てくる。二つ目の岩場は露岩で遮るものがない絶景が広がる。前方の南側に三ツ峠と富士山。更に右には大きな黒岳とピラミッド型の釈迦ヶ岳、その奥に雪を被った南アルプスが見える。甲府盆地の右側には半ば雲に隠れた八ヶ岳、そして奥秩父や大菩薩の山々が連なっている。登って来た甲州街道の向こうには笹子雁ヶ腹摺山とそれに続く滝子山が大きな姿を見せている。三ツ峠山の落葉した広葉樹の山肌を点々とくすんだ緑で彩るのはシラビソの木なのか?印象に残る緑色だ。 |
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本社ヶ丸頂上は先ほどの露岩より眺望は劣る。しかし南面の展望が良く山梨の秀麗富岳12景に選ばれている。ここからは幾つかの起伏を越えながらの尾根歩きだ。鶴ヶ鳥屋山は周囲を樹林に覆われ展望はよくない。ここからの下りははじめ緩やかで途中から急下降になる。木も少ない斜面では滑りやすく注意が必要だ。やがて緩やかな斜面になると階段が現れ林道に下りる。林道を右手方向にいくとまた山道に入る。ここから緩急を繰り返しながら下り沢沿いから林道に出る。ここから1時間ほど歩いて初狩駅に着いた。 |
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コースタイム 歩行8時間10分
笹子駅7:12→発電所8:10→8:40林道終点→9:50清八峠→10:30本社ヶ丸10:55→11:35鉄塔12:05→13:30鶴ヶ鳥屋山→14:30恩629石標→15:20車道→16:00初狩駅 |
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