HOME | 山歩きのプラン  | 山の歩き方 | 登山用品と服装 | 山のアラカルト | 山行記録 | プロフィール

牛奥雁ヶ腹摺山~小金沢山(2,014m)~大菩薩峠

平成26年(2014)7月27日(日)10名
YAHOO!地図
バスルート 全国バス停
路線バス時刻表
@nifty路線情報
日本気象協会
ヤマレコ
登山計画書(届)PDF
登山届:警察関係の提出先
 
山行記録(山域別)
丹沢・箱根・東海
奥多摩・奥武蔵・秩父
中央沿線(道志)
富士山周辺・道志
八ヶ岳・日本アルプス・尾瀬
牛奥雁ヶ腹摺山山頂より富士山の大展望
登山口~牛奥雁ヶ腹摺山~小金沢山~大菩薩峠~雷岩~上日川峠のコースマップ
大菩薩湖入口のバス停から牛奥雁ヶ腹摺山の登山口までは歩くと1時間ほどはかかる。そこでグループの利点を生かして甲斐大和駅からタクシーを利用することにする。大菩薩湖入口のバス停から1キロほど走ると右手に日川林道の表示板が現れる。この日川林道を入って1.5キロほど行くと左側に沢の堰堤が出てくる。これが雨ノ沢のようだ。水量の多い日は林道にも沢の水が流れるようだが、今日はそのようなことはなかった。雨ノ沢を過ぎると一つ目のカーブミラーが出てくる、間もなく二つ目も出てきて左側に登山口があった。牛奥雁ヶ腹摺山への標識は新しいものではなくかなり以前から整備されているようだ。最初は木製階段の急登がしばらく続き、百メートルほど登ったところで緩やかになった。ところどころで木漏れ日のある樹林帯を登っていく。ブナやカラマツの木も多い。大きな岩が出てきたが、イワカガミがないかと思い見たが葉は見当たらなかった。
牛奥雁ヶ腹摺山山頂直下より南アルプス(右端が甲斐駒ケ岳)
牛奥雁ヶ腹摺山の山頂に近付いてくると鬱蒼としていた樹林が疎らになってくる。そして次第に展望が開けてくるようになる。そして少しだけ雪が残る富士山の姿が目の前に飛び込んできた。富士山の右側には南アルプスの山々が小さな雲を従えて連なっている。眼下には先ほどそのそばを通ってきた大菩薩湖がブルーの湖面を見せている。
牛奥雁ヶ腹摺山山頂直下の森は縞枯れ状態
牛奥雁ヶ腹摺山の山頂直下は膝丈ほどの笹原(クマザサの一種でスズタケともいう)となる。森の一部が枯れ木になっており八ヶ岳の縞枯山を思い出させる。八ヶ岳の縞枯れは針葉樹のシラビソやオオシラビソが帯状に枯れて、その縞枯れの帯が長い年月をかけ移動していく現象です。縞枯れは森林の衰退ではなく自浄作用や世代交代とも考えられています。ここの枯れ木もそのような現象なのだろうか?この枯れ木地帯を抜けると間もなく牛奥雁ヶ腹摺山の山頂であった。 牛奥雁ヶ腹摺山からは正に富士山の大展望が開けます。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山:渡り鳥のガン(カリ、雁)の大きさはカモより大きくハクチョウより小さい水鳥です。日本では急速な減少から保護鳥の対象となっています。小さい頃富山県にいた時、V字型の編隊を組んで飛んで行くのをよく見かけたものです。それがきっと雁だったのだと思います。この牛奥ノ雁ヶ腹摺山も麓から見ればその雁の群れが山の頂上すれすれに飛んで行くのが見えたのでしょう。それで雁が自分の腹を摺るようにして飛んでいくのでこの山の名前が付いたのだと思います。ちなみに「牛奥」はこの山の麓の塩山市の地名です。雁ヶ腹摺山と付く山はこのほかにも笹子雁ヶ腹摺山と、旧500円札の富士山で有名な雁ヶ腹摺山があります。いずれも大月市の秀麗富嶽十二景に入っています。
小金沢山山頂からの富士山
小金沢山へは笹原と樹林が交互に出てきます。最後の樹林帯を抜けると小金沢山でした。小金沢山からも山頂のごく一部から富士山が見えますが、牛奥雁ヶ腹摺山ほどではありません。小金沢山からは針葉樹林帯の中を歩きます。岩場の登り下りも出てきます。踏み跡が錯綜していてやや迷いやすいです。緩やかに登り、やがて下っていくと樹林帯が終わり笹原となります。
狼平へ向かう途中からの熊沢山
笹原の中にぽつんと大きな木があるところが狼平です。周囲は開け目の前にはこれから登る天狗棚山や熊沢山が見えています。ここ狼平の木陰は爽やかな風が流れる別天地です。
天狗棚山へ登る途中に見える大菩薩湖
天狗棚山へ登っていくと大菩薩湖が見えてきます。そして草原の斜面にはオレンジ色のコウリンカが咲き始めています。まだつぼみが多いのですがあと10日もすれば満開になりそうです。
天狗棚山の中腹から小金沢山を見る
天狗棚山へ登っていくと今まで歩いてきた笹原が緑の絨毯を敷き詰めたようです。先ほど休憩していた狼平も見えています。
大菩薩峠から賽ノ河原方面を見る
やはり大菩薩といえばこの大菩薩峠です。今まで歩いて来たコースは静かでしたが、ここからは人通りが多くなります。おしゃれな山ガール達も多くすれ違います。標高1,900mの大菩薩峠から2,057mの大菩薩嶺に向けて緩やかに登っていきます。岩場もあり景色を眺めながら1時間ほどの稜線歩きが楽しめます。
雷岩には予定より10分以上も早く到着しました。なので、大菩薩嶺へ行く時間が出来たと思っていたら、突然雷の音が聞こえた。続けて雷が2回目3回目も鳴る。あとは追い立てられるように上日川峠へ向って急いで下っていく。そのあと日差しが出たりして天気は回復する。上日川峠には30分ほど早く着き、3時発のバスに乗ることができた。
コースタイム 歩行4時間50分 距離10.3km 累積標高902m 下り-912m
甲斐大和駅(タクシー¥6,310/台 栄和交通)8:05~8:35牛奥雁ヶ腹摺山登山口8:45→9:50牛奥雁ヶ腹摺山10:05→10:40小金沢山11:10→11:52狼平→12:19石丸峠→12:50大菩薩峠13:05→13:48雷岩→福ちゃん荘→14:48上日川峠(バス)15:00発~甲斐大和駅
BACK HOME NEXT
山歩きのプラン  | 山の歩き方 | 登山用品と服装 | 山のアラカルト | 山行記録 | プロフィール
Copyright (C) 気ままに山歩き All Rights Reserved