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北八ヶ岳・中山(2,496m)~茶臼山~縞枯山

平成23年(2011)8月27日(土)~28日(日)2名
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縞枯山から麦草峠へ下る途中の苔むす原生林
 
 
バス停100mほど手前のトイレ前で身支度をしているとポツポツと雨が落ち始めた。それほどの雨になりそうもないのでザックカバーだけ付けて行くことにする。再びバス停の前を通り直進すると突き当たりとなり右の橋から渋川を渡る。
1日目:歩行3時間
JR中央本線茅野駅(バス)~11:18渋の湯11:30→11:58高見石分岐→(休憩12:02、12:17)→12:47八方台分岐→14:47黒百合ヒュッテ(泊まり)
渋の湯から黒百合平へ向かう稜線では次々と美しい苔が現れる
高見石分岐を過ぎ八方台分岐からは、しばらくは緩やかな尾根の道となる。次々と変わった苔が現れ楽しませてくれる。途中からは岩ゴロの道に変わり次々に鉄製の桟橋が出てくる。このあたり岩も濡れて滑りやすく、気が抜けない登りが続く。先行する若い女性4人グループの先頭は岩の上をぴょんぴょんと渡っていく。3番手あたりが
滑って転ぶ。乾いているときは滑る心配は少ないが、濡れているときは注意が必要だ。こちらはぴょんぴょんと岩の上から上でなく、不器用に下から下へと歩いていく。
黒百合ヒュッテから天狗岳の方向に少し登ったピークからスリバチ池を望む
スリバチ池と反対方向の中山(2,496m)は少し縞枯現象が見られた
ようやく急な登りも終わり黒百合ヒュッテに近づくと、小屋の周辺は登山客で賑わっていた。受付を済ませ空身で天狗岳の方向へ登ってみる。10分ほど登るとピークに達しスリバチ池が見下ろせた。黒百合ヒュッテでは部屋割り(というか寝場所)は受け付けの時に決めず4時半の指定時間に寝場所が決められた。ザックは1階のザック置き場におき、2階の寝場所には荷物は持っていけない。布団は既に敷いてあって、今日は夏休み最後の週末で人数が多いせいかやや窮屈な感じだ。寝場所に荷物を持って行けないのは不便だが、狭い山小屋でなるべく多く泊まらせる工夫なのかもしれない。
2日目:歩行7時間
黒百合ヒュッテ5:50→6:30中山→8:10高見石小屋→8:30丸山9:10→10:10麦草峠→11:10中小場山→11:40茶臼山(展望台往復)12:05→12:45縞枯2,386mピーク→13:10縞枯山→13:40雨池峠→14:00ロープウエー山頂駅~山麓駅(バス)~茅野駅
雨の上がった中山山頂からは樹林の間から天狗岳が見えた
4時半に起床し外に出てみると矢張り心配した雨が降っている。本降りでなく小雨なのはせめてもの救いだ。スープを飲みパンを食べ、しばらく様子を見てみるが止みそうにはない。やむを得ず雨具を付けて出発することにする。木道の中山峠までは直ぐだったが峠周辺は巨石・巨岩がゴロゴロしている。岩ゴロ道を登り、今日歩くコースの最高点中山(2,496m)に到着するころには雨も止み空には少し青空も見えてきた。ここからの高見石小屋までは岩ゴロが連続した下りで気が抜けずかなり長く感じる。ようやく高見石小屋に到着し、丸山へはやや歩きやすい登りとなる。空は抜けているが周囲が樹林で囲まれた丸山は展望があまりよくない。ここでお湯を沸かしカップ麺での朝食をとる。再び岩ゴロの下りと、ぬかるみに手こずりながら麦草峠に到着する。麦草峠は草原でハクサンフウロやヤマトリカブトがちらほら咲いている。国道299号線を5分ほど左に行った駐車場(林の中を通っても行ける)には新しいトイレがあったが落雷で今日は使えなくなっていた。国道299号線から麦草峠に戻り左折し、右手に茶水池を見て進むと茶臼山への標識がある。しばらく木道が続くが、突然木道は無くなりぬかるみの道へと変わる。大石峠は何の変哲もないただの分岐点だった。更に茶臼山を目指して登るが岩ゴロとぬかるみで歩きづらい。
中小場山(2,232m)から見た茶臼山
ようやく展望が開けた中小場山からは、これから登る茶臼山が前に聳え大きく見える。茶臼山右手の縞枯山とおぼしき山にはガスが掛かっている。中小場山から一旦急な下りとなる。ここですれ違った10数名の中高年グループの男性はかなりバテ気味で足場も悪く、すれ違う時によけた藪に倒れそうになる。やがて道は緩やかになり再び茶臼山への登りがはじまる。
中小場山(2,232m)から見た茶臼山(左)と縞枯山(右)
縞枯山2,386mピークから眼下に見えるシラビソの樹林帯(人の見える部分は分岐点)
茶臼山は樹林に囲まれていて展望が利かないが、西に5分ほど進むと展望地がある。展望地周辺はガラガラした岩場で樹木はないが、ガスっていて展望は全く利かない。その挙句またポツポツと雨が降り出す。雨具を上だけ付けて歩き出すが、時折日も差す変わりやすい天気だ。茶臼山からは一旦下り鞍部からは縞枯山への登りとなる。縞枯山の手前の2,386mピークは巨石・巨岩が積み重なる展望地だ。ガスっていて展望は得られないが、歩いてきたシラビソの樹林帯を見下ろすことができた。
縞枯山山頂付近の縞枯現象
縞枯山山頂に近づくと枯れた木が多くなってくる。山頂は展望が利かないので、休憩も早々に後にする。この下りも滑りやすい岩ゴロ道だが、樹林の中にも踏み後がつけられていた。こちらのほうが滑る心配が無いので歩きやすい。
雨池峠からは三ッ岳や北横岳方面が眺められる
しばらくの下りで雨池峠へ到着した。ここからは登る予定だった三ッ岳や北横岳方面が眺められた。今日は雨で出発が遅れたことと、歩くのに時間が余分に掛かったので断念する。ロープウエー山頂駅前の坪庭は天気のせいかあまり人出は多くなかった。曇り空で展望が得られないためか坪庭からの眺めも今一であった。
渋の湯~中山~麦草峠~茶臼山~縞枯山~ロープウエー山頂駅のコース断面図
コースタイム 総歩行時間:10時間 距離13.34km 累積標高+1,153m -770m
1日目:歩行3時間
JR中央本線茅野駅(バス)~11:18渋の湯11:30→11:58高見石分岐→(休憩12:02、12:17)→12:47八方台分岐→14:47黒百合ヒュッテ(泊まり)
2日目:歩行7時間(泥道と滑りやすい岩ゴロの為、予想以上に時間がかかった)
黒百合ヒュッテ5:50→6:30中山→8:10高見石小屋→8:30丸山9:10→10:10麦草峠→11:10中小場山→11:40茶臼山(展望台往復)12:05→12:45縞枯2,386mピーク→13:10縞枯山→13:40雨池峠→14:00ロープウエー山頂駅~山麓駅(バス)~茅野駅
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