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丹沢・高松山(801m)~最明寺史跡公園

平成23年(2011)4月17日(日)9名
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高松集落付近の里山風景
高松山入口~ビリ堂~高松山~尺里峠~最明寺史跡公園~新松田駅のGPS軌跡
新松田駅から大野山登山口(または西丹沢自然教室行き)のバスに乗り、10分ほどの高松山入口で降ります。バス停前に北に延びる道路を行き、道標に従い東名高速下を左折し突きあたりを右折します。ここまでに途中にトイレもありました。舗装された坂道となり東名高速脇を通り、曲がりながら登って行きます。
登り始め、東名高速を挟んだ山も春色 ビリ堂の馬頭観音像、頭の上に馬が
だんだん高度があがり松田の市街地も見えてきます。東名高速を挟んだ向こうの山も薄ピンクの桜が咲いているようでまさに春色です。林道終点で舗装道は終わり山道になります。樹林帯がほとんどですが日当たりの良い所ではスミレが咲いています。特に目立ったのはミミガタテンナンショウ(耳形天南星)でした。サトイモ科の地味な花ですが沢山あるとそれなりに目立ちます。ビリ堂は樹林帯の片隅にひっそりとありました。今はお堂はありませんが二つの馬頭観音像がありました。この馬頭観音が置かれたのは文化10年(西暦1,813年)と刻まれていました。今から200年程前のことですね。やはり村人の安全や穀物の豊かな収穫を願ったのでしょう。
高松山頂上直下の急な登り。道が深くえぐれて木の根が露出している
高松山山頂からの靄(もや)の中に浮かんだ富士山
ビリ堂から登って行くと、上の方に稜線が見えてきて頂上が近いことを思わせます。このあたりからかなり道は荒れてきます。登山道はえぐられ木の根っこが露出しているところが随所に現れます。踏み跡も錯綜してこの山で唯一道迷いがありそうな場所です。足元だけを見るのではなく、少し遠くを見ながらルートを確認して登って行きます。やがて急な登りも止み道標が現れました。ここから先は広葉樹の緩やかな登りで頂上に続いています。ひと登りで丸い草原の高松山山頂に到着しました。富士山が頂上付近のみぽっかりと靄(もや)の中に浮かんでいます。裾野がすっきりの富士山もいいですが、これはこれでまたいい感じです。予定通り付いたのでゆっくり過ごします。高松山へは続々とツアーの人達らしい人が登ってきます。最後の人はよれよれの状態で登ってきました。こういう人の面倒見るのはツアーのガイドも、仕事とはいえ大変だな~。
富士と見事な桜と里山が見下ろせる 菜の花と桜の里山風景
高松山からは緩やかな尾根を尺里峠へ向けて下って行きます。左側が広葉樹で右側が針葉樹林です。左側の広葉樹側ではNHK花の百名山のテーマのキブシがありました。しかしキブシが特別多い山とは思えずどうしてこの山のキブシを選んだのか疑問に思う所です。尺里峠に近付いたと思う頃、大きなヤマザクラが咲いていて里山の風景が俯瞰できました。里山あたりの丘陵は所々白い桜が咲いていて春の装いです。尺里峠からは最明寺史跡公園の道標に従い、左右の道へは行かず直進します。途中で大きなヤマザクラの木があり富士山やこれから行く高松集落の里山が見えます。花々が咲き乱れる百花繚乱の里山風景です。
里山にはたくさんのスミレが咲き乱れている 歩いてきた高松集落を見る
タチツボスミレが咲く中の集落を抜け山道に入ります。少し登りになりますがそれほど急な登りではありません。歩いてきた高松集落の赤い屋根が見えます。ゆるやかな丘陵地帯を歩きます。やがて最明寺鐘突き堂跡という標柱が出てきて公園が近いことが判ります。幾つかの小さな橋を渡り少し登るとそこが最明寺史跡公園でした。池の周りにはピンクの桜が咲いています。池の向こうの斜面には白いヤマザクラが一面に咲いています。付近では花見の宴会をしている人たちも何組かいました。
花盛りの最明寺史跡公園
花の最明寺史跡公園をあとにして進んで行きます。舗装道路の長い下りですが途中に動物除けの柵がありました。ここを開けて下って行きます。滑り止めの溝が付いていますがかなり急な下りです。舗装道にでて左に自然館、右に松田駅方面とあるので右へ行ってしまいました。松田山ハーブガーデンへ行くなら左でした。右の道は民家やミカン畑の間を下って東名高速脇に降ります。少し登ればハーブガーデンに行ける距離です。ここからは東名高速をくぐり新松田駅に到着しました。
最明寺史跡公園のサクラ
高松山入口~ビリ堂~高松山~尺里峠~最明寺史跡公園~新松田駅のコース断面図
コースタイム:歩行5時間 距離13.91km 累積標高1,150m -1,122m
小田急線新松田駅(バス)~9:05高松山入口→9:35林道終点→10:30ビリ堂→11:05高松山12:00→12:40尺里峠→13:32最明寺史跡公園→15:00新松田駅
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