HOME | 山歩きのプラン  | 山の歩き方 | 登山用品と服装 | 山のアラカルト | 山行記録 | プロフィール

丹沢・ヨモギ平~三ノ塔(1204m)~烏尾山

平成22年(2010)3月3日(水)単独
YAHOO!地図
バスルート 全国バス停
路線バス時刻表
@nifty路線情報
日本気象協会
ヤマレコ
登山計画書(届)PDF
登山届:警察関係の提出先
 
山行記録(山域別)
丹沢・箱根・東海
奥多摩・奥武蔵・秩父
中央沿線(道志)
富士山周辺・道志
八ヶ岳・日本アルプス・尾瀬
霧の表尾根を見守る三ノ塔のお地蔵さん
静かなる尾根歩き(新ハイキング社)に「ヨモギ尾根から三ノ塔尾根」の記載がある。その中の地獄沢橋付近からのルートを偵察と下見を兼ねて歩いてみた。
三月とはいえまだまだ寒い中、ヤビツ峠行きのバスの登山客はほとんどが座れたようだ。天気予報は晴れであったが今朝は薄ら寒い曇天で、バスが山岳道路を登っていく最中は霧もでてきた。ヤビツ峠の駐車場の脇に門戸口の標識(トイレの裏)がある。このルートあまり歩かれていないとみえてやや荒れている。更に途中から林道の工事を行っていて門戸口に行くまで40分もかかってしまった。これでは県道を歩いたほうがよっぽど早い。諸戸山林事務所、ボスコ(Bosco auto camp base)前を通り地獄沢橋に向かう。途中山側にはミツマタの木が所々にあり、開花はまだだが黄色い花を咲かせているのもある。地獄沢橋を越えて行くと沢に堰堤が2段掛かっている所がある。この少し先から緩やかに沢に降りれる所がありここから河原に降り立つ。飛び石の適当な徒渉地がなく大き目のレジ袋を二重にしその中に靴を入れて上端をテープで巻いて浅瀬の所から渡ってみた。今回、初めて試みたが沢の距離が短く浅い場所ならこういう方法も通用しそうだ。ただし念のため靴下の予備は持参した。
藤熊川沿いに生えるミツマタ 花が少し開きかけたミツマタ(三椏)
沢の縁をたどって上流のボスコ(Bosco auto camp base)の方向に向かう。山林側にはミツマタが群生して生えている場所もある。まだほとんどが白いつぼみのままだ。沢筋にあるミツマタは日当たりがよいせいか咲き始めているものもある。沢沿いの道は踏み跡があるような無いような感じで、一部は斜面が崩壊しているところもある。
浅瀬に石を投げて積み対岸のBOSCOへ徒渉 県道秦野清川線前のBOSCO、ここから入る
先ほど前を通ったボスコ(Bosco auto camp base)が見えてきたので、ここから徒渉して確認することにする。浅瀬のところの中ほどに近くにある石を投げ込んで飛べる場所を作って徒渉する。ボスコ(Bosco auto camp base)の場内を歩いて県道の入口まで行って確認する(上の写真)。ここから場内の道を再び降りていく。
登山で場内を通過する場合は一声掛けて! BOSCOキャンプ場からの登山口
すぐに「見学・登山等で場内に立ち入られ方は必ず係に声をかけて下さい」の表示板がある。今回、12月~3月までは休業のようなので誰もいなかった。そのまま7~8分、歩いて行くと右手にヨモギ平への標識が出てくる。
登山口からしばらく針葉樹林帯が続く ヨモギ平までは鹿柵を2ヶ所越える
しばらく薄暗い針葉樹林帯の登りが続く、冬枯れの広葉樹が出てくると鹿柵が現れる。二つ目の鹿柵を越えてほんの少しでヨモギ平に出る。
誰もいなかった静かなヨモギ平 ヨモギ平のアセビの木と長尾尾根
ヨモギ平は疎らに木立のある緩やかな起伏の草原で、北西に屏風のような長尾尾根、南西にはこれから登る三ノ塔が聳えている。ヨモギ平の標識のところにベンチが一つ、歩いてきた、東側50m先にベンチが二つ置かれている。
三ノ塔へ向かう途中にヤドリキが 三ノ塔直下からは烏尾山荘が見える
先日の雪のせいか至るところに木の枝が折れて散乱している。登山道の行く手にも容赦なく倒れていて、歩きにくいことおびただしい。やむなく迂回したりして登るがルートはこうやって様々な条件で変っていくのだなと知らされた。少し先の木の梢にヤドリギがあるのを見つけた。冬枯れの山の中にそこだけ色の変った緑があった。
三ノ塔から霧の表尾根 烏尾山頂から三ノ塔
やがて、三ノ塔の稜線が近づいてきて、山頂が近いことを知る。急登が次第に緩やかになり目の前に表尾根の稜線が飛び込んできた。人がいると思ったらいつもの毛糸の赤い帽子をかぶった三ノ塔のお地蔵さんだった。お地蔵さんは静かに霧の表尾根の稜線を見守っているような感じがした。ここから三ノ塔の山頂に行き、再び戻って烏尾山を目掛けて下ります。烏尾山で3時になったので、戸川林道を目指して下ります。登山道の周辺は杉の木が伐採されていました。これで暗い山道が少しは明るくなります。やがて前方にロープが張り巡らされ、杉の木に右方向の矢印が書かれています。直進しないで右へ下れという意味のようです。ここから急斜面の下りが始まります。踏み跡もあるような無いようなそんなところをどんどん下ります。やがて小屋の屋根が見えてきて林道に降り立ちました。烏尾山から林道までの間に標識は1本もありませんでした。ここから坦々とした林道を大倉まで歩きました。
今回歩いてみて、ヨモギ平へ登るのならボスコ(Bosco auto camp base)場内を通って、登るのが一番いいと思いました。これならヤビツ峠から4~50分程なので歩いていけます。徒渉しなくてもいいし、わざわざタクシーを使うこともないと思いました。札掛からも登れるが沢の徒渉があり、長い杉の樹林帯の登りはあまり楽しくない。
藤熊川沿いに咲き始めたミツマタの花
ヤビツ峠~地獄沢橋~BOSCO~ヨモギ平~三ノ塔~烏尾山~戸川林道~大倉のコース断面図
コースタイム 歩行7時間20分 歩行距離14.97km 累積標高954m
小田急線秦野駅(バス)~9:00ヤビツ峠→9:40門戸口→10:10地獄沢橋→(徒渉地点を探す)11:00藤熊川を徒渉→藤熊川を再度徒渉→12:05BOSCOオートキャンプ場入口→12:12ヨモギ平登山口→13:00ヨモギ平13:25→14:15三ノ塔→14:55烏尾山→15:57戸川林道→16:55大倉バス停(バス)~渋沢駅
BACK HOME NEXT
山歩きのプラン  | 山の歩き方 | 登山用品と服装 | 山のアラカルト | 山行記録 | プロフィール
Copyright (C) 気ままに山歩き All Rights Reserved