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小金沢連嶺・黒岳~川胡桃沢ノ頭~牛奥雁ヶ腹摺山~小金沢山

平成21年(2009)10月11日(日)4名
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紅葉の小金沢山頂上より富士山を望む。手前の山は三ツ峠山1,785m(中央左)
甲斐大和駅より予約していたタクシーで湯ノ沢峠まで行く。途中からは富士山が雲や木々の間から見え隠れする。湯ノ沢峠のトイレ前の広場は連休中のためかほぼ満車の状態で車で埋まっている。避難小屋から下った水場では少しの水しか出ていなかった。前回は豊富な水が湧き出ていたと思っていたのに。不思議~?
白谷丸手前より新雪の富士山 白谷丸直下の展望地より丹沢(中央は蛭ヶ岳)
湯ノ沢峠からは最初は熊笹の茂みを掻き分けての登りがしばらく続く。うるさい熊笹の茂みが終わり、あたりが開けてくると背後に富士が見えるようになる。富士の手前には稜線に疎林のある大蔵高丸が黒々と見える。そしてその下には緩やかな草原状の大蔵高丸のお花畑も見える。ここは春や夏にはお花畑となる草原だ。白く崩壊したザレ場の脇を通り抜け登っていくと笹原の上にでる。笹原に付けられた道を右手の方に行くと展望地に出る。白い岩が露出しており周囲に樹木は無く南東面が開け富士山や御正体山、丹沢などの山々が見える。元の道に戻り少しの登りで白谷ノ丸に着く。ここからも前述同様の展望が開けている。
黒岳の広葉樹林帯 川胡桃沢ノ頭より富士山
白谷ノ丸からは一転して樹林帯の道となる。緩やかな道を少し下ると黒岳の広葉樹林帯となる。黄葉の始まる明るい広葉樹林帯を抜けると針葉樹林帯に変り緩やかに登っていく。間もなくの登りで黒岳山頂に到着する。周囲は丸い頂きになっているが樹木に遮られて展望は開けない。ここからは尾根道の縦走路となり緩やかな下りや起伏のある道を歩く。明るく開けた川胡桃沢ノ頭からは裾野を広げた新雪の富士がくっきりと見える。
南アルプスの山々(左・北岳、右・甲斐駒ヶ岳) 牛奥雁ヶ腹摺山付近より川胡桃沢ノ頭方面
西面方向には雲の上に南アルプスの青い山々の連なりが見える。川胡桃沢ノ頭を過ぎると樹林帯の下りとなる。下りきったところが賽ノ河原という笹原で水場の標識が立っている。ここからは登りに転じて標高差百数十メートルほどを登る。途中から見る川胡桃沢ノ頭方面の展望は紅葉も混じってなかなかいい感じだ。
風に揺れる草原のススキ 縦走路に紅葉した木が一本
牛奥ノ雁ヶ腹摺山では数組の人達が休憩していた。ちょうど昼時なのでわれわれも昼食とする。参加の方々が持ち寄ったとん汁やコーヒーなどをいただく。歩いてきた方向には裾野を広げた富士がそびえている。いつしか周りに休憩していた人達も出発していなくなり、われわれも休憩もそこそこに小金沢山に向けて出発する。笹原が多く足元が見えないので時として道を見失いがちになる。こういう所では足元だけでなく全体を見て進むことも必要だ。
小金沢山付近より富士山 小金沢連嶺の最高峰・小金沢山(2,014m)
小金沢山頂上周辺はススキも穂を出し、木々はちょうど紅葉していてきれいだった。
小金沢山より(左・雲取山、右・蕎麦粒山付近) 狼平のダケカンバ
小金沢山からは東面に奥多摩の山々がくっきりと見える。左奥には雲取山、そしてそれに連なる長沢背稜の山々。三つドッケ、川苔山、そして更に右手には御前山、大岳山、三頭山などの山々が連なる。小金沢山でしばしの展望を楽しんでから出発する。針葉樹林帯が続き倒木が多く地形が複雑だ。小さな岩場の登降もあり見失いがちな踏み跡を注意しながら歩く。途中で大菩薩湖も木々の間から見え、ずんずんと下るようになる。下りきった笹原が狼平だ。道標の脇に特徴的なダケカンバの木が一本たっている。笹原を渡って再度、天狗棚山への登りに転じる。このコースここが最後の登りとなる。明るい笹原には所々に小紫のリンドウが咲いている。リンドウは日当たりのよいところが好きなようだ。
中央は奥多摩・大岳山、左・御前山、右・三頭山 石丸峠から上日川峠向かう途中の富士山
天狗棚山付近より小金沢山方面を望む。中央左の笹原は狼平(クリックで拡大)
天狗棚山頂上直下に岩場の展望地がある。ここから見る狼平や小金沢山方面の展望は見事だ。シラビソなどの深い緑の針葉樹、カエデやツツジなどの紅葉した木々、黄色や緑のカラマツが入り混じっている。そして絨毯のように地を被う笹原は銀色がかったくすんだ明るい緑だ。これらの風景が一体となり、まるで一幅の絵を見ているような感じを起こさせる。今日一番の展望を見てから天狗棚山を登り石丸峠へと下る。途中、鮮やかに紅葉した木々が所々にある。笹原の石丸峠の道標に従って上日川峠を目指す。小金沢山の右に富士山が再び姿を見せる。黄葉が始まったカラマツ林が延々と続き目を楽しませてくれる。途中林道を右手に歩き、道標があり左側に再度山道に入りカラマツ林の中を歩く。下りきったところが車道となり石丸峠入口(小屋平)バス停がある。ここを横切り再度緩やかな山道に入る。途中に沢があり水流がかなり多い。大きな飛び石があり渡って越える。緩やかな登り下りを幾つか越え、小さな沢を幾つか渡り、今日の終着点上日川峠に着いた。バスの発車時刻まで30分ほどあり、各自飲み物などを飲んで休憩する。小型バスは蛇行する山間の車道を走り、石丸峠入口で数名、天目山温泉で十数名乗車して甲斐大和駅に到着した。
湯ノ沢峠~小金沢連嶺~上日川峠間のコース断面図
コースタイム 歩行5時間
甲斐大和(タクシー\5,840)8:45~9:25湯ノ沢峠9:45→10:30白谷ノ丸→10:48黒岳→11:22川胡桃沢ノ頭→12:05牛奥雁ヶ腹摺山12:45→13:22小金沢山13:30→14:10狼平→14:40石丸峠→15:50上日川峠(バス)16:20~甲斐大和駅
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