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河口湖・御坂黒岳(1792m)

平成20年(2008)10月29日(水)
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河口湖の北側に連なる山々、その中でも一際高く見えるのが御坂黒岳だ。今日はその黒岳を歩く。大石プチペンション村からの帰りのバスは本数が少ないので逆コースで行く事にする。河口湖からバスで大石プチペンション村へ向かいます。バスには乗客の姿はなく貸しきり状態です。終点のプチペンション村で降ります。バスが通ってきた道を戻り突き当りを左へ林道を進みます。約20分ほどで右へ入る登山口があります。登るにつれ広葉樹が多くなり富士山も見え始めます。ススキの生えた大石峠からはうっすら雪をかぶった素晴らしい富士がみえました。何年も山を登っているけどこんなにくっきりした富士山は始めてです。
黒岳展望台より河口湖と富士 黒岳展望台より歩いてきた縦走路
大石峠からはチョット岩っぽい下りと登りがあり着いたのが不逢山(あわずやま)。そこから中藤山を越え新道峠から少し行った、富士山の展望のよい場所で早めの昼食を取ります。ここからは破風山を越え、すずらん峠からは黒岳への最後の登りとなります。黒岳頂上は平らな明るい場所だが木立が茂っていて展望は開けません。3分ほど行った見晴台では、お昼頃だというのにくっきりとした富士山や南アルプスが眺められた。
黒岳展望台より南アルプス赤石岳(中央) 黒岳展望台より富士山
黒岳からは御坂峠へ下る。御坂峠ではもう長い間休業中と思われる茶店の手前には古いトイレがあった。御坂峠からは時間もあるのでのんびりと下ります。三つ峠バス停は車道にでた左側にあった。交通量が多くとても車道を歩く気になれない。バスは予定より15分ほど遅れてやってきた。河口湖駅前の不動というほうとう屋に入ろうとしたが閉まっている。あきらめて駅でビールを飲み改札へ入ろうとしたら、ほうとう屋に電気がついていた。どうやら夕方は5時からの開店のようだった。
「うまいもんだよカボチャのほうとう」といわれ、ほうとうは山梨県の郷土料理である。カボチャ、ネギ、ジャガイモ、ハクサイなどの野菜や肉と、小麦粉を練った平打ちの麺を生のまま味噌で煮込みます。山国甲州には水田が少なく米は貴重な食べ物で、かわりにこのほうとうがよく食べられたといいます。武田信玄が陣中食としたという話もあるが、その由来は中国から禅宗とともに渡ってきた「飩(はくたく:うどんの類)」です。
コースタイム 歩行6時間 
河口湖駅(バス)~大石プチペンション8:18→8:40大石峠入口→9:45大石峠→11:25新道峠→(休憩11:35、11:55)→12:45黒岳13:20→14:10御坂峠→15:20三つ峠入口バス停(バス)~河口湖駅
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